No.34 静岡→東名吉田「しずてつジャストライン」高速バス・夜行バス乗車体験記
静岡→東名吉田「しずてつジャストライン」の要点
- 【便名】しずてつジャストライン(特急静岡相良線)
- 【乗車日】 2014年7月1日
- 【所要時間】35分
- 【休憩】途中で1回
- 【出発時刻】7時00分
- 【到着時刻】7時45分
- 【アメニティ】なし
- 【トイレ】なし
- 【予約】不可
静岡→東名吉田「しずてつジャストライン」乗車体験記
この便は、以前出張時に毎回利用していました。静岡駅−東名吉田インター前(東名吉田インター前−静岡駅)を結ぶ路線バスです。おそらく、吉田という場所柄、唯一の移動手段です。静岡鉄道が運営する公共交通機関であり、運賃も800円程度と非常にお得です。最寄駅の藤枝 or 六郷駅にタクシーにて移動後、JR電車に乗って静岡駅へ移動する方法もありますが、それよりも格段に値段が安く済みます。路線バスの為、時間が大幅に狂う事もなく、ほぼ時間通りの移動ができます。しかし、路線バスでありながら、移動には高速道路を通る珍しいバスです。地域住民の主となる移動手段として活用されており、朝の時間帯にはかなり混雑します。特に学生の割合が多い特徴があります。ライナー便の様な直行便はなく、全てのバスが各駅停車になります。高速道路上でもバスの停留所が有り、各停留所での乗り降りが可能です。
このバスは、通常の専用バス停前で乗車することが出来ます。高速道路上の停留所の場合は、高速道路の路肩に作られた停留所から乗ることができます。乗車の方法は、バスに乗る際に切符をとります。この切符には番号が記載されており、前方にある掲示板に運賃が表示されています。この掲示された運賃は、絶えず変わっていくので注意して下さい。例えば、自分が乗車し、切符を取ったときの番号が8番だったっ場合、降車時に8番の金額が乗車運賃になります。事前に運転手に目的先を告げたりする必要はありません。但し、乗客の大半は通勤、通学での乗車目的のため、定期券を使用している割合が非常に高いです。その為、お金を払って降車する場合には、あらかじめ目的金額をお釣りの内容に準備しておかないと、降車時に混雑を引き起こし、運行に支障さえ出る場合があります。この点は気を付けましょう。
乗車後の座席は空いている場所ならば、どこでも自由に座れます。バスの座席は左右2列(窓際、通路側)ずつの計4列になります。混雑時には通路上の補助席も利用可能です。尚、バスの乗車席はやはりとても狭い為、窓際に座っていると足元がかなり窮屈になってしまいます。特に通路側にも人が座っている場合は、非常に辛いです。可能ならばバスの席は通路側に座りましょう。又、混雑していない場合には窓側に座り、通路側に自分の荷物を置いて2席分確保することも可能です(この方法は大半の乗客が行っております)。又、バスの席は自由席ですが、混雑しており、座る席がない場合には乗車を拒否されます。その便が最終便の場合、当日の移動が不可能になりますので注意が必要です。但し、通勤時間のラッシュ時間でない限り、通常は補助席を使う事もありませんので、あまり気にする必要は有りません。
降車の際には通常の路線バスと同様に、降車希望駅の直前に予告のブザーを押します。ブザーは各座席の上についており、ブザーを押すことで「次止まります」と車内アナウンスが鳴ります。目的駅についたら乗車運賃を払い、荷物を持って下り終了です。乗車降車ともに前の扉から行います。東名吉田インター前−静岡駅の移動の場合も基本的に同じです。東名吉田インター前より乗車し、静岡駅で降車します。始発便は午後6:07発なので、静岡駅経由で新幹線にて大阪、東京方面へ出掛けたい場合にも時間的に問題はありません。尚、バス車内には各種アメニチィは有りませんので、殆どの方が寝るか、iphone等で音楽を聴いて過ごしています。私は音楽を聴いて過ごしていました。
最後に今回のまとめです。
<しずてつジャストライン(特急静岡相良線)の利用メリット>
・吉田−静岡駅の移動を考えた場合、唯一の公共交通機関
・バスの席は自由に選べる
・始発便、最終便とも通常の生活上で十分な時間帯にある
<しずてつジャストライン(特急静岡相良線)の利用デメリット>
・乗車客の大半が定期券を利用しており、お金で運賃を払う場合には混雑の原因となる
・座席が非常に狭い為、快適性に欠ける
・混雑時には乗車拒否されることもある
しずてつジャストライン(特急静岡相良線)の利用者は基本的に吉田周辺の住民の唯一の交通手段です。頻繁に利用するならば、定期券、定期回数券の利用をおすすめします。