No.33 東京→名古屋「東名スーパーライナー」高速バス・夜行バス乗車体験記
東京→名古屋「東名スーパーライナー」の要点
- 【便名】 スーパーライナー
- 【乗車日】 2011年10月8日
- 【所要時間】約2時間30分
- 【休憩】途中で1回(10分程度)
- 【出発時刻】19時30分
- 【到着時刻】22時35分
- 【アメニティ】なし
- 【トイレ】なし
- 【予約】不可
東京→名古屋「東名スーパーライナー」乗車体験記
この便は一時期、帰省の為に毎週乗っていました。吉田−名古屋の移動の場合、公共交通機関の中ではおそらく一番安い手段です。新幹線の場合だと、6240円掛かりますが、本バスの場合は、半額以下の2410円です。時間は2時間30分程度なので、東名吉田からの場合には新幹線利用と同程度の時間で移動が可能です。但し、渋滞時には到着時間が大幅に変わる事もしばしば有ります。週末や夏季・冬期の休暇シーズンには特に混雑します。逆路線の名古屋−東京区間も乗車したことが有りますが、東京への到着時刻が予定よりも2時間以上遅れました。その点で、時間に余裕のない方の乗車は避けたほうが良いでしょう。尚、バスは基本的に各駅停車です。ライナー便と呼ばれる主要な数駅のみ、停車する特別便もあります。時間が合えば是非利用しましょう。乗車時間を大幅に短縮することが可能です。加えて、乗車料金は変わりません。
このバスは各高速道路入り口付近にある高速バス専用の駅から乗車することが出来ます。乗車の方法は、バスが到着したらバスの前方入り口より乗車、運転手に行き先を告げ、その場で乗車券を購入します。この場合に1万円札などでの支払いを行うと、おつりの小銭準備に時間が掛かります。あまりにも長い時間掛かると乗車客に嫌な目で見られます。予め乗車金額を調べておき、お釣りのない様に支払う方が双方にとって良いです。東京、名古屋駅の始発駅では運転手からだけでなく、チケット自販機での購入も可能です。大きな荷物を持っている場合には乗車時に運転手に伝えると、バスの側面保管庫に収納してくれます。
乗車後の座席は空いている場所ならば、どこでも自由に座れます。バスの座席は左右2列(窓際、通路側)ずつの計4列になります。混雑時には通路上の補助席も利用可能です。尚、バスの乗車席はとても狭い為、窓際に座っていると足元がかなり窮屈です。特に通路側にも人が座っている場合は、非常に辛いです。可能ならばバスの席は通路側に座りましょう。又、バスの席は自由席ですが、混雑しており座る席がない場合には乗車を拒否されます。その便が最終便の場合、当日の移動が不可能になりますので注意が必要です。但し、夏季・冬期の休暇シーズンの特定の日を除いて、通常は補助席を使うことが出来るのであまり気にする必要は有りません。
降車の際には通常の路線バスと同様に、降車希望駅の直前に予告のブザーを押します。ブザーは各座席の上についており、ブザーを押すことで「次止まります」と車内アナウンスが鳴ります。目的駅についたら荷物を持って下り、終了です。事前に大きな荷物を預けた場合は、運転手にその旨を告げ、バス側面から荷物を取り出してもらいましょう。
名古屋−東京区間の移動の場合も基本的に同じです。名古屋駅より乗車し、目的地で降車します。但し、最終便は午後5:30発なので、名古屋でゆっくり遊んでから帰りたい方は時間に気を付ける必要があります。私はこの最終便を名古屋−東名吉田便として利用しておりました。社内には各種アメニティは有りませんので、殆どの方が寝て過ごしています。勿論私も寝て過ごしました。
最後に今回のまとめです。
<東名スーパーライナーの利用メリット>
・吉田−名古屋の移動の場合、公共交通機関の中では一番安い手段
・バスの席は自由に選べる
・大きなキャリヤーバック等を持っていてもバス側面の保管庫に収納が可能
・寝ている間に目的地への移動が可能
<東名スーパーライナーの利用デメリット>
・移動には時間が掛かる。渋滞時には予定よりも数時間以上遅れることもある
・乗車チケット購入に手間取ることもある
・座席が非常に狭い為、快適性に欠ける
・混雑時には乗車拒否されることもある
・始発駅から乗る場合、最終便が午後5:00台と早い
東名スーパーライナーの利用者は
①移動にお金を掛けたくない、
②時間に比較的余裕がある、
③乗車快適性を気にしない 方々ならば問題ないです。
これに当てはまらない場合は、新幹線をはじめ他の手段を検討することをお薦めします。