トイレ休憩

 

長時間バスに乗ることになる高速バスで心配なのが、トイレの事。最近では高速バスの高級車両が多く開発されており、トイレ付車両も増えてきてはいるが、それでもトイレ無しのバス車両もたくさん走っている。

ここでは、初めて利用する際には特に不安に思うことが多い高速バスのトイレ休憩についてまとめてみたい。

<高速バスのトイレ休憩>

トイレ付、トイレ無し車両にかかわらずどの高速バスでも、1時間から2時間おきに1回はトイレ休憩にSAやPAで停車するように予定されているので、過剰な心配は無用。

夜行バスの場合は、寝ている乗客への配慮もあり、車内アナウンスが行われない場合もあるようなので、「次のトイレ休憩でトイレに行こう。」と思ったまま、SAでの停車に気付かなかった…という事のないように、少し気を付けていた方がいいかもしれない。

しかし、緊急を要する場合などは、乗務員に申し出れば近いSAやPAに停まってもらうことは可能。我慢しすぎて気分が悪くなったり、体調がすぐれなくなるくらいなら早目に乗務員に相談してみた方が良い。

また、高速バスのホームページで停車予定のSAやPAが掲載されている場合もあるので、心配なようであれば、一度確認しておいてもよいだろう。

それでも心配な場合は、最近増えつつあるトイレ付車両を使用している高速バスを探してみるのも一つの方法。昔の高速バスのトイレのイメージを覆すような、広くて快適なトイレを備えている高速バスも登場している。

<トイレ休憩で気を付けるポイント>

・トイレ休憩後のバスへの集合時間は、降車前に車内アナウンスされるか、夜行便だと乗降口付近に張り出されたり、表示されているので、トイレに向かう前に必ず時間を確認すること。一人でも集合時間に遅れると全員に多大な迷惑をかけることになるので、時間を厳守したい。

・トイレ休憩は長時間同じ姿勢で座っていておこる「エコノミークラス症候群」の予防のためにも、特に昼便であれば積極的にバスから降りて体を動かしたり飲物を飲んだりするのも良いだろう。

・貴重品の管理には十分注意したい。トイレに行く際、貴重品をバス車内に置きっぱなしで席を離れるのは危険。バスの運転手や乗務員もバスの外に降りて体を動かしたりするなど、人の目が届かなくなるので、貴重品は必ず携行し、自分で管理すること。

・途中で思いがけない渋滞に巻き込まれることもある。その時はトイレに行きたくなくても、この先渋滞に巻き込まれるかもしれないという事を常に意識して、早目早目にトイレに行っておいた方が良いだろう。