乗車方法
高速バスと一口に言っても、高速乗合バスと高速ツアーバスではバスへの乗車方法に若干の違いがある。初めて高速バスを利用する方は戸惑うこともあるかもしれない高速バスの乗車の流れを詳しくご紹介したい。
<高速乗合バスの乗車方法>
路線バス会社が運営運行している高速乗合バス。路線バスの特徴としてバス停やバスターミナルを持っていることがあげられる。そのため、高速バスの場合も、バス停やバスターミナルから乗車することになる。バス停には「高速バス」という表示が付いていることが多い。
大きなバスターミナルでは、方面別に乗り場が分かれている場合が多いので、ターミナルの時刻表や電光掲示板などで乗車するバスの乗り場を確認しよう。自分のバスが出る乗り場に到着したら、並んで高速バスの到着を待つ。出発時間の5~10分ほど前になるとバス会社係員による乗車の手続きが始まるので、それまでに乗り場に着いていると安心。乗車券や予約票・携帯電話の予約確認画面など予約を確認できる物(指定された物)を出せるようにしておこう。学生割引を利用して予約した場合は、学生証も持参すること。
また、大きな荷物がある場合は係員に申し出てトランクへ荷物を入れてもらう。
バス停で待っている場合は、バスが来てから運転手もしくは同乗の係員に乗車券や予約票を提示して手続きをして乗車する。
高速乗合バスの特徴として、「予約していなくても空席があれば乗れる高速バス」がある。比較的短い距離の路線で運行されている高速バスで、事前の予約が不要。バス停に並んだ順に乗車できる高速バスだ。この場合は、バスターミナルやバスの運転手・乗務員から乗車券を購入して乗車しよう。
<高速ツアーバスの乗車方法>
高速乗合バスと違って、バスターミナルやバス停を持たないことがほとんどの高速ツアーバス(一部バスターミナルや待合い室を設置する高速ツアーバスもある。例:WILLER EXPRESS、VIP LINERなど)。乗車前の受付の場所は、予約時に指定された路上の集合場所で行われることが多い。予約時に指定された時間までに、指定された集合場所へ行き、そこで係員に受付手続きをする。高速乗合バスと違って、バス停のような目印が置かれているとは限らないので注意したい。
係員の受付時には予約票や乗車券、予約確認票などの予め指定されたものを提示する。学生割引などの利用者は学生証も一緒に提示が求められる。
受付が終わると、係員の指示に従って乗車場所へと移動することもあるのが高速乗合バスと違うところ。集合場所がわからなかった時のために、高速ツアーバス主催の旅行会社や手配会社などの連絡先を必ず控えておこう。
バスに乗車する際に、大きな荷物をトランクに入れたりするところは高速ツアーバスと高速乗合バスも変わらない。
高速バスへの乗車の流れがイメージできただろうか?バス停や集合場所によっては、寒かったり暑かったり、雨に濡れたり・・・・ということもある。事前に集合場所がどんな場所なのかを考えて、対処を考えておいた方がよいだろう。