予約の変更・キャンセル方法

 

長距離を高速バスで移動しようと思う場合、基本的には事前に座席の予約をすることになる。予約する時点ではそのバスが「高速乗合バス」なのか「高速ツアーバス」なのかを意識することは少ないかもしれない。

しかし、予約を変更やキャンセルしたいと思った時には、予約したバスが「高速乗合バス」なのか「高速ツアーバス」なのかで変更の仕方をはじめとして両者で仕組みが違うものがある。

ここでは、まず予約を変更・キャンセルの方法について「高速乗合バス」と「高速ツアーバス」sれぞれに説明したい。また、変更・キャンセル料金については改めて別項を参照してもらいたい。

◆高速乗合バスの予約変更・キャンセル(払い戻し)方法

<予約変更・キャンセル(払い戻し)はどこでする?>

高速乗合バスの大きな特徴は運営運行会社が路線バスの会社という点。よって、自社の切符販売窓口を持っている場合が多い。従って予約の変更・キャンセルはインターネット(携帯電話やパソコンから)、バス会社及び旅行会社の窓口、電話で変更・キャンセルの手続きを行うことになる。

インターネット予約を電話で変更・キャンセルはできるが、その逆の電話予約をインターネットで変更・キャンセルというのはできないので注意したい。

何種類か予約できる方法を持っているバス会社の場合は、「予約した際と同じ方法で変更・キャンセルの手続きをする」のが基本になっている。しかし、JRバス関東のように、インターネット予約や電話予約の後にコンビニや銀行ATMで料金を決済した場合は、コンビニや銀行、電話での変更手続きができず、バス会社窓口で直接変更やキャンセルの手続きをしなければならないという場合がある。

もし、近くにバス会社窓口がない場合は、わざわざ遠方まで出かけて変更することを余儀なくされることも考えられるので、予約する際に変更・キャンセルの手続きが近くで可能かどうかを必ず確認したほうが良いだろう。

<変更・キャンセル(払い戻し)の手続きができる期間は?>

路線バスが運営運行する「高速乗合バス」の場合は、バスの出発時刻前にバス会社窓口へ直接出向けば変更またはキャンセル(払い戻し)が可能。また予約したバスの始発バス停をバスが出発する予定時刻の○時間前までであれば、インターネットサイトでクレジット決済した予約に限りインターネットサイトで予約変更・キャンセル(払い戻し)が可能というバス会社もある。インターネットで予約変更・キャンセルのできる時間は各社で設定されているので、必ず予約したバス会社のサイト、または旅行会社のサイトで確認をしよう。

インターネットでの変更・キャンセル可能期間を過ぎた場合に、電話での変更・キャンセルができるバス会社もある。ただし、予約内容にもよっては必ずしも電話で手続きができるとは限らないので注意してもらいたい。

◆高速ツアーバスの予約変更・キャンセル(払い戻し)方法

<予約変更・キャンセル(払い戻し)はどこでする?>

高速乗合バスと違い、高速ツアーバスは旅行会社が主催運営している高速バスであるので、窓口(切符売場)を持たないケースも多い。基本的には予約した際と同じインターネットサイト、または電話番号から予約変更・キャンセルの手続きを行う。同じ高速ツアーバスでも販売サイトがいくつかある場合もあり、必ず「予約した際と同じサイトから変更」することをお忘れなく。

<変更・キャンセルができる期間は?>

各社でインターネットサイトでの変更・キャンセル可能期間が細かく設定されているので、必ず予約前に確認をしたい。会社によっては路線ごとに可能期間が違う場合もあり、十分注意が必要(WILLER TRAVELなど)。

インターネットでの変更可能期間が過ぎた場合は電話で手続きをすることになる。しかし、電話の場合は営業時間内の取扱いになるので、時間によってはつながらない可能性もある。営業時間を過ぎていた場合は、翌日の扱いになるので、変更料金・キャンセル料金の期日設定にも気を付けたいところだ。