ポイント制度

 

前の項でご紹介した会員割引制度では、高速バスの利用によりポイントが貯まり、それを次回以降の高速バス予約時に利用できるという制度をいくつかご紹介した。

こちらでは、高速バス各社や高速バス予約取り扱いサイトで貯まるポイントについて、更に詳しくまとめてみたい。

◆ポイント制度を設けている高速バス会社・予約サイトと、貯まるポイントの種類は?

・WILLER TRAVEL:WILLERポイント

・VIPLINER:Tポイント

・ハイウェイバスドットコム:バスマイル

・楽天トラベル:楽天スーパーポイント

・Gポイントトラベル:Gポイント

・高速バスドットコム:高速バスドットコムポイント

◆どんなポイント制度なの?

バス会社や予約サイトが設けているポイント制度には、大きくわけて2つの種類がある。

<バス会社や予約サイト独自運営のポイント制度> 一つはバス会社や予約サイト内だけで利用できる独自のポイントで管理しているもの。上記の中では、WILLER TRAVELのWILLERポイントや、ハイウェイバスドットコムのバスマイル、高速バスドットコムの高速バスドットコムポイントなど。

・ポイントを貯めるには? これらのポイント制度は基本的には「会員登録をする」ことが前提となっている場合も多い。会員登録をした上で、オンライン予約・決済をし、実際に乗車すると利用代金に応じて自社で運営のポイントが貯まるという仕組みになっている。獲得できるポイントは各社様々で、100円で1ポイント(WILLER TRAVEL,ハイウェイバスドットコム)というものや、利用代金×2パーセントのポイントが貯まる(高速バスドットコム)というものもある。 自社カードを作って、カード決済をすると更にポイント獲得数が増えたり、お友達を紹介した場合に更にポイント獲得(WILLER TRAVEL)という場合も。

・ポイントを使うには? 自社ホームページで次回以降のオンライン予約をする際に1ポイントを1円として乗車代金に充当することができるというパターンが多い。1回の予約に使用できる最大のポイント数は各社で決められているので、それを超えて乗車代金に充当することは出来ない。

<共通で利用できるポイント制度> もう一つは、他のサイトやサービスと共通で使えたり、他のポイントやマイルに交換が可能なタイプのポイント制度。上記の中では、VIPLINERのTポイントや楽天トラベルの楽天スーパーポイント、GポイントトラベルのGポイントなどである。

・ポイントを貯めるには? 基本的には自社サイトで会員登録をし、高速バスをオンライン予約して乗車すると、利用料金に応じてポイントが貯まるという仕組みである。 例えば楽天トラベルの場合は、税抜きの成約料金×1パーセントの楽天スーパーポイントが付与され、VIP LINERの場合は、VIP LINER公式サイトからの予約は税抜き105円につき2ポイント(代理店サイトでの予約は1ポイント)のTポイントが付与される。Gポイントトラベルでは、予約するバス会社によってGポイントの付与率が異なるが、成約料金×0.5パーセント~1パーセント、1回の利用につき80ポイント付与など。

・ポイントを使うには? 楽天トラベルの楽天スーパーポイントは、1ポイント1円として、楽天トラベル内の宿泊やレンタカー、パック旅行の予約に使用できるほか、楽天市場や楽天グループの各種サービスに利用できる(一部対象外もサービスもあり)。

VIP LINERで付与されるTポイントはTSUTAYAやコンビニなどのTポイント加盟店で1ポイント1円で使用できるほか、TポイントからANAのマイルに交換するなどもできる。ただし、TポイントをVIP LINERの乗車代金に充当することはできない。

GポイントトラベルのGポイントは、JALやANAのマイルに交換したり、JTBトラベルポイント、近畿日本ツーリストのポイントや、SUICAポイント、WAONポイント、Amazonギフト券、東京メトロのメトロポイントその他多数のポイントに交換が可能である。

◆ポイントを貯める・使う際の注意点は?

各社で付与されるポイントの率は一定ではないので、十分に注意が必要。また、付与されたポイントが即日利用できる場合は少なく、ポイントが利用可能までバス乗車日から3日~1週間程度掛かることもある。路線によっては、ポイント付与の対象外の路線もあるので注意しよう。

また、付与されたポイントの有効期限も各社で細かく規程があるので、忘れずに確認しておきたい。

同じ目的地へ着く高速バスが何社かあるようなら、乗車料金と共に獲得できるポイントの種類と付与率を考えてバス会社を選択するのも、賢い利用の仕方だろう。