香港の空港アクセス
香港国際空港からソウル市内へのアクセス
香港国際空港から市内までは、エアポート・エクスプレス(AEL)がおすすめです。このほかタクシーやエアポート・バス(エアバス)、エアポート・ホテル・リンクなどがあります。
エアポート・エクスプレス
エアポート・エクスプレスはアジア・ワールド・エキスポ‐空港‐香港駅を結ぶ高速鉄道です。空港から香港駅まで24分、九龍駅まで21分です。乗り場は到着ロビーのほぼ正面にあり、チケットは自動券売機またはホーム入口にある窓口で購入できます。香港・九龍の各駅から主要ホテルまではAEL乗客専用の無料シャトルバスが運行しています。
○空港からの料金
青衣駅 | 九龍駅 | 香港駅 | |
大人 | 60 | 90 | 100 |
往復割引 | 110 | 160 | 180 |
小人 | 30 | 45 | 50 |
○AEL乗客専用無料シャトルバスの運行ルート
系統 | 運行間隔/運行時間 | 主な停車駅 |
H1 | 20分間隔/6:12~23:12 | アイランド・シャングリラ→コンラッド→パシフィック・プレイス→JWマリオット→エンパイア→ルネッサンス・ハーバービュー→香港コンベンション&エキシビションセンター |
H2 | 20分間隔/6:12~23:12 | ワーニー・グアンドン→ノボテル・センチュリー→リーガル・ホンコン→ローズデール・オン・ザ・パーク→パークレーン→エクセルシオール香港→ル・コック |
K1 | 12分間隔/6:12~23:12 | MTR佐敦(ジョーダン)駅→ホンハム駅→ハーバープラザ・メトロポリス→ウォンボア・ガーデン→ハーバープラザ |
K2 | 12分間隔/6:12~23:12 | プリンス→ゲートウェイ→マルコポーロ・ホンコン→カオルーン/ペニンシュラ→シェラトン・ホンコン/MTR東尖駅→ルネッサンス・カオルーン→ランガム→ロイヤル・パシフィック |
K3 | 12分間隔/6:12~23:12 | パーク→ホリデイイン→リーガル・カオルーン→ニッコー→インターコンチネンタル・グランドスタンフォード→カオルーン・シャングリラ |
K4 | 12分間隔/6:12~23:12 | ザ・ミラ→ラックスマノール→エンパイア→BPインターナショナル |
K5 | 24分間隔/6:12~23:12 | シティ・ビュー→メトロパーク→ロイヤルプラザ |
エアポートバス
空港バスは繁華街まで乗り換えなしで行くことができます。停車バス停の少ない「A十番号」で表示される路線と、空港の諸施設を周回するための所有時間がかかる「E十番号」の路線の2種類があるので要注意しましょう!また、早朝や深夜には「N十番号」の深夜空港バスも運行されています。
各ホテルへの直通バス:エアポートホテリンク
エアポートホテリンクは民間のバス会社による主要ホテル直通のシャトルバスです。 香港島、九龍サイド合わせて約70のホテルをカバーしていて、空港からは30分間隔で、ホテルから空港へは45~60分間隔で運行しています。九龍サイドまでは150:HK$です。申込は空港到着ロビーカウンターA01およびB01でできます。ホテル発の便は各ホテルのコンシェルデスクで申し込みができます。
タクシー
香港国際空港から中心部への料金は約HK$270~340です。メーター料金に加え、青馬大橋やトンネルの通行料、トランクを使用した場合は荷物1個につきHK$ 5が加算されます。目的エリアによって利用できる車両が異なるので、九龍・香港島へは赤い色のタクシーに乗車しましょう。香港島側なら約45分、九龍半島側なら約40分で到着します。
香港の交通事情
交通網が発達している香港では、移動に便利なMRT(地下鉄)のほか、トラム、2階建てバス、ミニバス、タクシー、フェリーなどの交通機関があります。
MTR(Mass Transit Railway)
MTRは、九龍半島と香港島中心部の地下を網羅する地下鉄と中国本土へのアクセス可能な近郊鉄道路線を含む10路線が運行しています。初心者でも使いやすく、渋滞の心配もないので、安心して利用することができます。旅行者にとって便利な路線は、香港島と九龍半島を結ぶ荃灣線(Tsuen Wan Line)、香港島北部を東西に結ぶ港島線(Island Line)、九龍半島の紅磡から尖東や旺角方面をカバーする東鐵線(East Rail Line)で、運行時間は6:00~翌1:00くらいです。
MTRの路線図
荃灣線 suen Wan Line | 中環(Central) ⇔ 金鐘(Admiralty) ⇔ 旺角(Mong Kok) ⇔ 太子(Prince Edward) ⇔ 美孚(Mei Foo) ⇔ 茘景(Lai King) ⇔ 荃灣(Tsuen Wan) |
港島線Island Line | 上環(Sheung Wan) ⇔ 中環(Central) ⇔ 金鐘(Admiralty) ⇔ 北角(North Point) ⇔ 鰂魚涌(Quarry Bay) ⇔ 柴灣(Chai Wan) |
觀塘線Kwun Tong Line | 油麻地(Yau Ma Tei) ⇔ 旺角(Mong Kok) ⇔ 太子(Prince Edward) ⇔ 九龍塘(Kowloon Tong) ⇔ 油塘(Yau Tong) ⇔ 調景嶺(Tiu Keng Leng) |
東涌線Tung Chung Line | 香港(Hong Kong) ⇔ 九龍(Kowloon) ⇔ 奧運(Olympic) ⇔ 南昌(Nam Cheong) ⇔ 茘景(Lai King) ⇔ 青衣(Tsing Yi) ⇔ 欣澳(Sunny Bay) ⇔ 東涌(Tung Chung) |
將軍澳線Tseung Kwan O Line | 北角(North Point) ⇔ 鰂魚涌(Quarry Bay) ⇔ 油塘(Yau Tong) ⇔ 調景嶺(Tiu Keng Leng) ⇔ 坑口(Hang Hau) ⇔ 寶琳(Po Lam) |
迪士尼線Disneyland Resort Line | 欣澳(Sunny Bay) ⇔ 迪士(Disneyland Resort) |
機場快線Airport Express Line | 香港(Hong Kong) ⇔ 九龍(Kowloon) ⇔ 青衣(Tsing Yi) ⇔ 機場(Airport) ⇔ 博覧館(Asia World-Expo) |
東鐵線East Rail Line | 紅磡(Hung Hom) ⇔ 九龍塘(Kowloon Tong) ⇔ 大圍(Tai Wai) ⇔ 落馬洲(Lok Ma Chau)/羅湖(Lo Wu) |
西鐵線West Rial Line | 紅磡(Hung Hom) ⇔ 尖東(East Tsim Sha Tsui) ⇔ 柯士甸(Austin) ⇔ 南昌(Nam Cheong) ⇔ 美孚(Mei Foo) ⇔ 屯門(Tuen Mun) |
馬鞍山線Ma On Shan Line | 大圍(Tai Wai) ⇔ 烏溪沙(Wu Kai Sha) |
トラム
香港島の北側を東西に結ぶトラムは、香港を象徴する交通機関です。車体いっぱいに広告が描かれ、道路の真ん中を悠々と走るトラムは香港でこそ体験できる乗り物です。また、歴史ある乗り物として、また繁華街を走っているため観光客には人気があります。運行時間は5:00~24:00くらいで、運賃は後払いです。通勤時間はかなり混み合い、銅鑼灣から中環あたりは交通渋滞に巻き込まれることもあるので、注意しましょう。
バス
2階建てのトラムと並ぶ香港の代表的な街の足といえば、公共バスです。バス路線は香港の市街地を縦横無尽に網羅しています。香港島の南部(香港仔、赤柱、淺水灣)は、鉄道がなく、バスかタクシーでのみアクセスすることになります。
旅行者向けルート
6,6X | 中環―赤柱監獄 | レパルス・ベイ、スタンレー・マーケットなどを通る |
15 | 中環―山頂 | ヴィクトリア・ピークへ行く |
61 | 中環―淺水灣 | レパルス・ベイへ行く |
同じ距離を乗っても料金が違う
公共バスの大きな問題点は、同じ距離を乗っても路線によって料金が違うことです。解決案としては、地図などを見て自分の行きたい場所への路線が複数見つかったら、各バス停に貼ってある路線図を見て、目的地とバスの終点がかけ離れていない適当なバス路線を探すしか方法はありません。バス路線図は各バス会社が販売を行っています。カスタマーサービスセンターや案内所で入手できます。
ミニバス
出発地点と最終目的地は決まっていますが、乗り降りはどこでもいいのが香港のミニバスです。16人乗りの乗合バスで、政府が管轄する緑色の屋根のミニバスと、民間経営の赤い屋根のミニバスがあります。緑は路線と停車場所が決っていますが、赤はおよそのルートが決っているだけで、乗客が希望する場所で停まってくれるので、とても便利です。運賃はおよそHK$2~20で、HK$100以上の紙幣は受け取ってもらえないことが多く、おつりは一銭も貰えないので、あらかじめ小銭を用意しておきましょう。
タクシー
香港のタクシーは、一般的に英語が話せない運転手が多いので、行き先は紙に漢字で書いて渡すのが無難です。香港島、九龍半島なら赤色、新界エリアでは緑色、大嶼山エリアは水色のタクシーに分かれています。香港島と九龍の初乗りは2kmまでHK$18で、以降200mごとにHK$1.50加算されます。香港のタクシーでは、シートベルト着用が義務付けられており、違反すると最高でHK$5000の罰金と3カ月の拘留となるのでくれぐれも気をつけましょう。
スターフェリー
九龍半島の尖沙咀と香港島の中環をわずか7分程度で結ぶ旅行者に人気のフェリーは、九龍半島と香港島を結ぶ交通機関のなかで最も安いです。海鮮料理を満喫できる離島へのフェリーや、新界地区のベットタウンへの足として使われるフェリーなどさまざまな船のルートがあります。2階の1等席と1階の2等席があり、乗船口が分かれているので注意しましょう!
オクトパスカード
オクトパスカードは、JRのSuicaやICOCAのようにセンサーにかざすタイプでチャージができるカードです。MTR以外にも快速路面電車のLRT(軽便鐵路)やエアポートエクスプレス、トラム、スターフェリー、バスなど、ほぼすべての交通機関で使用できるほか、一部のコンビニで買い物もできます。MTRやエアポートエクスプレスの駅の窓口(客務中心)で購入およびチャージができます。料金は大人HK$150(保証金HK$50含む)で、使用後に補償金と残高の払い戻しができます。