デリーの空港アクセス

インディラ―・ガーンディー国際空港
(Indira Gandhi International Airport)

インディラ―・ガーンディー国際空港は、インドの首都の空港として、発着する航空機の便数が多く、北インドの玄関口となっています。2012年の現在、メインターミナルとなるターミナル3に、全ての国際線と大半の国内線が、ターミナル1Cと1Dに一部の航空会社の国内線が発着しています。

■ターミナル3

ターミナル3は、空港のメインターミナルで、全ての国際線とエア・インディア、ジェットエアウェイズ、ジェットライト、キングフィッシャー・エアラインズなどの主要な国内線が発着します。ターミナルビルに向かって右側が国際線、左側が国内線に分かれ、行便をはじめ乗り継ぎ便を含む海外からの国内で到着した場合、入国審査に進み、到着ロビーに出ます。

■ターミナル1C&1D

ゴー・エア、インディーゴ、スパイス・ジェットの3社のみが、古いターミナルを利用していて、出発は1D、到着は1Cです。ターミナル3とは無料のシャトルバスで結ばれています。

インディラ―・ガーンディー国際空港から市内へのアクセス

■エアポートメトロ(Airport Metro)

旅行者の人でも最も簡単に市内へ出ることができる交通手段は、メトロの一路線であるエアポートメトロAirport Metroです。終点のNew Delhi駅の所要時間は20分で、デリーの渋滞に巻き込まれることがほとんどありません。チケット売り場は、ターミナル3の到着ロビーを出て、向かいの建物の入口「METRO」の建物に入り、エスカレーターを降りたところにあります。チケットカウンターは5:00~23:00の営業です。メトロは1日中混んでいるので、大きな荷物を持っている場合は利用しない方がいいでしょう。

■エアポートバス (Airport Bus)

エアポートバスはDelhi Transport Corporationが運行するバスです。日中20~30分間隔で運行しています。バス乗り場はターミナル3外側の、18番の柱のそばにあります。エアポートメトロとは違って、渋滞は避けられないので時間のない方にはおすすめできません。

コンノート・プレイスまでの所要時間は約50分、料金はRs75です。メイン・バザールで行きたい人はコンノート・プレイスで降りて、オートリクシャーで乗り換えます。ホテルまでまっすぐ行きたい場合は、プリペイドタクシーの利用が大変便利です。

■プリペイドタクシー

プリペイドタクシーは現在2社が運行しており、乗り場と到着ロビーに窓口があります。料金はエリア別に設定されており、コンノート・プレイスやメイン・バザールまでならRs320~350が目安で、所要時間は約40分です。カウンターでは、お釣りを間違えられたなどのトラブルが絶えないので注意しましょう。また指定した行き先ではない所に行きたがることもよくあるので気を付けましょう。

デリー市内から空港へのアクセス

■タクシー

旅行会社や市内のホテルで車を手配する場合、料金の目安はRs300~です。ニューデリー駅前からメータータクシーを利用する場合はRs220です。

■エアポート・メトロと地下鉄

エアポートメトロの方が便利で早いですが、エアポートメトロの駅までメトロで行くのは混雑しているので、時間がない人は利用するのをやめましょう。メイン・バザールやコンノート・プレイス付近からは、エアポートメトロ始発のNew Delhi駅、あるいは次のShivaji Stadium駅までオートリクシャーで行くのが便利です。

■エアポートバス

バスの場合はISBTの均衡行きバスターミナルから発車するエアポートバスに乗ります。
所要時間は約1時間、料金はRs75です。

デリーの電車・主要駅について

デリーにはおもな駅が2つあります。メイン・バザールにあるニューデリー駅(New Delih R.S.)と、オールドデリーにあるデリー駅(Delhi R.S. )です。ニューデリー駅は発着本数も多く規模が最も大きい駅です。2階には外国人専用鉄道予約オフィス(International Tourist Bureau)があります。チケット購入の際はニューデリー駅と混同しないように、デリー駅はオールドデリー駅といって必ず確認しましょう。また、ジャサイメールなど、ラージャスタン方面の列車はデリー発が多いので間違えないようにしましょう。

【外国人専用鉄道予約オフィス】

外国人専用鉄道予約オフィスでは、鉄道に関する相談にも親切に応じてくれます。
支払いはルビーの現金しか使えません。チケットの予約は90日前から可能です。
○TEL: 23405156
○営業時間:月~土曜日 8:00~20:00/日曜日:8:0~14:00
○定休日:年中無休

※ニューデリー駅で外国人専用鉄道予約オフィスへたどり着けず、全く関係のない別の旅行会社に連れて行かれ、高額なチケットを買わされそうになった、買わされたというトラブルが多いので、くれぐれも注意しましょう。これを防ぐには話しかけてくる人の相手にしないこと。そして階段を見つけたらとにかく2階に上がってしまうことです。2階には1本の廊下が続いているので、迷うことはないです。

デリーの高速バス・長距離バスについて

デリーには長距離バスが発着するバススタンドがいくつかあり、鉄道よりも多く、予約の必要がないので大変便利です。また路線によっては鉄道より速いこともありますが、料金は2等列車より高い上に長時間乗るのはかなりきついです。

オールドデリー駅の北、カシュミール門近くの(Inter State Bus Terminus)は、デリーのバススタンドで、おもに北方のリシュケースやアムリトサル、グラムシャーラー方面のバスが発着します。またインド門の南、ラージャスタン州政府観光局のあるビカネール・ハウス(Bikaner House)からは、ジャイプルやウダイプルなどラージャスタン州へのデラックスバスが出ています。

デリーの市内交通について

■地下鉄

デリー観光の移動手段で、もっとも使いやすいのがメトロです。ただ、朝夕は郊外からの通勤・通学客で日本の通勤時間帯並みに混雑しています。現在6路線あり、実際に地下を走っているのは街の中心部だけです。各路線は色分けされていて、「レッドライン」、「グリーンライン」のように色の名前で呼ばれています。チケットは磁気入りプラスチックトークンで、区間によって運賃は異なりRs8~30です。ホームへの入札機にそれをかざして入場し、出る時はトークンを入れるというシステムで、日本のSuicaに少し似ています。

■市バス

デリーのバスは公営のDTCのみです。料金はバスやリクシャーなどより割高ですが、距離・人数・荷物の数によってはお得になることもあります。

■タクシー

流しのタクシーは黄と黒に振り分けられています。料金はバスやリクシャーなどより割高になります。オートリクシャーもこまめに乗ると費用がかさむので、タクシーを1週間借りきってしまうのがおすすめです。メーターは付いているものの使いたがらなかったり、壊れていると主張するドライバーもいるので、気を付けましょう。また、デリーの空港にはプリペイドタクシーがあり、デリー駅にはメータータクシースタンドがあります。

■リクシャー

リクシャーは、メーター料金制の小型オート三輪の後ろを二人がけの座席にしたスクータータクシーです。初乗りは最初の2KmまではRs19で、以降1KmごとにRs.6.5加算されます。旅行者相手にメーターで走ってくれることはあまりなく、事前に料金交渉が必要な場合が多いです。たいてい高めにいってくるので、あらかじめホテルなどで料金の目安を聞いておくといいでしょう。

■ハイヤー

ハイヤーは4~5人で観光地巡りをするためのツーリストカーです。タクシーと比べてそれほど高くないのでおすすめです。中級以上のホテルでも手配してもらえますが、観光局で頼むのが安心です。