大連の空港アクセス
日本から大連へのアクセス
国際線は成田25便、関西17便、中部7便、福岡11便、広島8便、札幌Ⅱ便、仙台Ⅱ便、富山5便との間に就航便があります。国内線は北京、上海、長春、ハルビンなどに毎日就航路があります。
空港から市内へのアクセス
■リムジンバスで市内に向かう
就航便の少ない地方空港を除き、ほとんどの空港と市内はリムジンバスで結ばれています。リーズナブルな価格で簡単に利用できるので大変便利です。空港から市内に向かうバスは、1階の到着ロビー出口付近が乗り場になっていることが多く、切符は空港内のカウンターで購入することができます。距離にもよりますが料金は10~30元くらいです。この他大連のように路線バスが空港バスまで連行されている町もありますが、空港のターミナルから停留場までかなり離れています。
市内から空港へのアクセス
■空港へのアクセス
リムジンバスで市内から空港へ行く場合、出発地点は市内で一番大きな航空券売り場となることが多いです。都市によって異なるので航空券を購入するときに確認しておきましょう。
便数の多い都市では20分~30分おきにバスが出ていますが瀋陽では1時間おきにしか出ていないので注意が必要です。また地方の小さな空港だと、フライトに合わせてリムジンバスも出発しているので、自分が利用するバスの出発時間はあらかじめ調べておきましょう。この他、都市部では空港行きのシャトルバスを無料で運行している高級ホテルもあります。こういったサービスは前日の夜までに予約を入れる必要があるので、希望者はフロントで予約をしておきましょう。
中国国内から大連へのアクセス方法
■鉄道
旅行者におすすめなのが大連駅か高速鉄道の始発駅の新大連駅です。
■長距離バス・高速バス
おもなバスターミナルは3つあり、大連駅南バスターミナル・虎躍快客バスターミナル、駅北側の快軌駅手前にある大連建設街長距離バスターミナルです。旅順バスは大連建設街長距離バスターミナルの北側から出ています。
大連からジョショールへの交通手段
■長距離バス
オールド・セントラル・バスターミナルから発着しています。所要時間は約2時間、料金は70Tkです。
■鉄道
クルナとベナポールを結ぶ列車が序所クールを経由します。クルナから所要時間は約1時間30分で料金は30Tkです。ベナポールからだと所要時間は約1時間になります。
■船
大連港フェリーターミナルから中国各地や韓国の仁川への船が出航しています。
大連の市内交通
■タクシー
初乗り3km未満8元、3km以上1kmごとに2元加算されます。ガソリン代は不要です。
■バス
大連では地下鉄が開通していないので、路線バスと路面電車が欠かせません。バスは大連駅前では路線数が少なく、多くはひとつ南側の中山路を走行します。空港ターミナル外の二次港路と市内中心の中山広場、湊湾橋、二七広場を結ぶ710路などが便利です。運行時間の目安は5:30~21:30で、運賃は1元です。901路など一部の路線は2元になります。
■観光循環バス
4月中旬から10月末まで運行していて、昼間便や夜景便などがあります。
○昼間便
大連駅から星海公園を経て海側沿いを反時計回りに周遊しています。8:00~17:00の間に約30分に1便、料金は10元です。
○夜景便
大連駅前から夜景を眺めながら星海広場で下車し、帰路は中山広場を通ります。18:30~20:30の間に30分1便運行していて、料金は10元です。
■16路バス
16路バスは市区南西の大連海洋大学と市区中心を結ぶ路線で、メインストリートである人民路~中山路を走行しています。一部を除き2階建てバスで、運行時間は6:00~20:00、運賃は1元です。
■路面電車
201路、202路の2路線があり、201路には旧型電車も運行しています。運賃は乗車時払いで1元です。約5分おきに運行していて、運行時間は6:00~23:00です。
■快軌3号線
快軌3号線は、2002年に開通した大連駅と開発区を結ぶ都市鉄道です。運賃は1~8元で、開発区までは約30分で料金は4元になります。
中国国内の移動
■鉄道
鉄道は中国へ行く旅行者が最も多く利用する交通機関です。中国東北地方は、シベリア鉄道などの国際列車もあり、移動距離や予算に応じてさまざまな列車や座席から選ぶことができます。
【列車の種類】
○D=動車組 200km/hで走る高速列車です。
○G=高速動車 CRHの中でも時速300キロ運転をする最高速タイプの列車です。
○Z=直達 ノンストップで大都市間を結ぶ列車です。
○T=特快 昔からある特急列車です。昼も夜も運行していて、高速化が進んでいます。
○K=快速 特快よりも停車駅が多く、地方路線をカバーしている列車です。
○L=臨時 繁忙期に運行される臨時列車です。
■CRH高速列車
CRH高速列車は、中国東北地方では「CRH=China Railway High-speed」と呼ばれる高速列車です。北京間と長春~吉林間で導入されています。CRHの車両は大きく分けると4つに分かれています。
※鉄道利用で気を付けておきたいこと フリーパスのような乗り降り自由な切符がないので、乗下車したい場所をあらかじめ決めて切符を手配しなければなりません。また、日本では乗車券を全区間通しで購入し、途中下車したり、違う列車に乗り継ぐことが可能ですが、中国では乗車券と指定券が一体となった切符が通常です。
■バス
東北エリアは中国のなかでは比較的綿密な鉄道網を持っているため、中国南部に比べるとバスは発達していません。また終バスの時間が早く、大都市でも18時前後にターミナルが閉まり、終バスが出てしまうので注意が必要です。
■都市間バス
東北エリアは最近まで高速道路の整備が進んでいませんでしたが、2008年頃から各地で内陸部を結ぶ高速道路が続々と完成し、都市間バスの運行が増えています。高速道路が開通している区間では、鉄道の在来線と比較しても所要時間には大差なく、運行本数が多いことと乗車券を入手しやすいことから都市間バスの利便性は高いです。
■バスターミナル
バスターミナルは町の中心部にあることが多いです。都市部では行き先によって2~3箇所以上に分かれている所が多いです。切符はバスターミナル内の切符売り場で2~3日前から販売されています。基本的に全て中国語なので、行き先・日時・枚数などを紙に書いて売り場の職員に渡せば大丈夫です。
■中国国境を越える国際バス
中国とロシアを結ぶ国際バスが、東北地方の国境の町で運行されています。2012年8月現在、日本人がロシアへ入国するにはビザが必要であり、気軽に国際バスに乗ることができません。
■タクシー
タクシーの初乗り料金は5~10元(距離は3km)で、それ以降は1kmにつき数元加算されていきます。手をあげれば停まってくれ、希望すれば降りる時に領収証を発行してくれます。ただ日本のように自動ドアのものは少ないです。