カイロの空港アクセス

カイロ空港から市内へのアクセス

第1ターミナルから市内へ

第1ターミナルはいくつかの建物はありますが、日本からのエジプト空港の便が到着するのは3番ホールです。バスターミナルは1番ホールを出てそのまましばらく直進したところにあります。荷物が多い旅行者にとっては、356番のエアコン付きバスが便利で快適です。料金は2£Eで、大きな荷物一つにつき50ptです。400番、27番などもタフリール広場の北側にある市内バス乗り場に到着します。

第2ターミナルから市内へ

第2ターミナルから市内へは、まず第2駐車場に出る必要はあります。到着ホール出口から出ているシャトルバスに乗って第2駐車場にあるバス停まで行き、ここで第1ターミナル方面から来る27、356、949番のバスに乗れば、タフリール広場に到着します。

ターミナル間の移動

両ターミナル間はトランスファーバスで結ばれていて、第1ターミナルと第2ターミナルの第2駐車場にあるバス停を行き来しています。第2ターミナルの第2駐車場から第2ターミナルまではシャトルバスが運行されています。
タクシーで第1ターミナルから第2ターミナルまで移動する場合は、短い距離にもかかわらず15~20£Eほどかかります。

タクシー

かつては空港を出るとタクシーの運転手に取り囲まれるのが、エジプト流の歓迎でしたが、空港で待機するタクシーが許可制になり、一般のタクシーは空港で客待ちが出来なくなってからは、タクシーの勧誘がほとんどなくなりました。空港にあるリムジン会社は先払い制になっており、市内への料金は60~70£Eです。後で当然のようにバクシーシを要求されます。

エジプトの交通状況

エジプト国鉄

エジプトの国鉄はカイロのラムセス中央駅を起点に、アレキサンドリア方面と、ルクソール、アスワン方面に長距離列車が運行しています。急行や快適な寝台列車もあり、優雅な旅が楽しめます。
観光客は車内にツーリスト・ポリスが常駐している列車しか利用できません。

ナイルエキスプレス

オリエント急行で有名なワゴン・リーの寝台列車が、カイロ~ルクソール間に運行しています。
エアコン完備の2人用客室には洗面所も備わり、温かい夕食のサービスもあります。

バス

長距離バス会社5社が、エリア別に多くの路線を運行しています。飛行機や鉄道より時間はかかりますが、料金が安いのが魅力です。カイロ発は行先別にターミナルが異なるので注意しましょう。

マイクロバス

マイクロバスは、バスよりも値段は多少高いですが、乗り降りは自由で、必ず座れるので旅行者も利用しやすいです。マイクロバス乗り場は、大型バス乗り場の横や近くに併設されていることが多いです。主な乗り場はタフリール西、アフマド・ヘルミ広場、ラムセス広場、イッサイイダ・アイシャ、ギザ広場、マリオテーヤなどです。料金は25~75ptです。

タフリール西発
997番 ピラミッド方面スフィンクス行き
26、82番 アブルアワー、ワールドトレードセンター、ショブラ方面行き
63番 ファラキ、ア束経由アズハル方面行き
72、356番 イッサイイダ・ゼナーブ、イッサイイダ・アイシャ行き
タフリール東発
27、356番 ピラミッド方面スフィンクス行き
アフマド・ヘルミ広場発
30番 モハンデスィーン経由ピラミッド行き
ミニバス50番 イッサイイダ・ゼナーブ経由シタデル行き
134番 ガーマ・アルム行き
ミニバス47番 ザマーレク方面行き
アタバ発
ミニバス183番 ピラミッド方面行き
大型バス215番 アッバセーヤ方面行き
ギザ広場発
大型バス949番 カイロ空港方面行き
大型バス333番 ピラミッド方面行き
大型バス335番 サッカーラ方面行き
大型バス306番 イッサイイダ・ゼナーブ行き

地下鉄(メトロ)

路線は2本あり、オールドカイロやカイロ動物園などに行くのに便利です。料金は1ポンド均一です。

タクシー

市民の足でもある白と黒の流しのタクシーは短距離の移動に便利です。ホテルや観光地で客待ちしている観光専門のタクシーは、数カ所を回る時に利用するといいでしょう。白と黒の流しのタクシーと、ホテルや観光客専門タクシーでは倍以上に料金が違います。

ファルーカ・モーターボート

ナイル川を行き来している名物のファルーカ(帆船)やモーターボートをチャーターして対岸へ渡ります。ルクソール、アスワンへの長期クルーズも可能です。

バス・ミニバス

ミニバスはカイロ市民に最も利用されている交通機関です。路線は多いですが、案内表示がアラビア語なので、観光客が乗りこなすのは難しいです。