ブランケットなどのアメニティについて

 

旅行やビジネスの欠かせない移動手段の一つとなった高速バス。シートの広さや乗り心地と共に、快適な移動時間を過ごすための重要なアイテムが、バス車内の「アメニティ」グッズだ。

最近では若い女性の高速バス利用者も増えたことから、バスのアメニティも様々に工夫がされている

こちらでは、高速バス車内に備え付けられているアメニティについてまとめてみたい。

◆多くのバスで採用されているアメニティは?

高速バスの場合は、4列シートに比べ3列シートや3列独立シートの車両の方が設備やアメニティグッズが充実していく傾向にある。だからといって、2列シートが更にアメニティが充実しているかというとそういうわけでもないようだ。

まず、一番スタンダードな4列シートタイプの高速バスのアメニティから見てみると、多くの4列バスに「ブランケット(毛布・ひざ掛け)」や「スリッパ」などの装備が見られた。

特に夜行バスでは、ブランケットを使用できるのは利用者にとってはありがたいサービスである。

また、スリッパはバス車内でも屋内感覚で寛ぐことができ、足の疲労回復にも役立つ。ただし、周囲の利用者の臭いが気になるという人にはおすすめできない。

また、昼の格安便などではブランケットやスリッパも含め、アメニティが付いていない路線もあるので、予約時に確認をしたい。

◆アメニティの多彩なバリエーション

3列シート以上のバス車両になると、アメニティの種類もぐっと増えるようだ。

ブランケットやスリッパ以外には、腰ピロー(VIP LINER、WILLER EXPRESS)、歯ブラシ(弘南バスツアー)、おしぼり(弘南バスツアー他)、各種枕(MKナイトシャトル、WILLER EXPRESS、オリオンバス、VIP LINER他)、アイマスク(MKナイトシャトル他)など。ユニークなものでは、WILLER EXPRESSボーテの「ミラー(鏡)」、WILLER EXPRESSスリーパーの「座席シートカバー」、ロイヤルホリデーの「めぐりズム」(蒸気が出るアイマスク)などがある

◆まとめ

4列シートでは、アメニティなどは一切廃してシンプルな車内環境で格安を実現しているもの、ブランケットやスリッパを装備して寛ぎ感をプラスしたものなどがある。 3列シートになると、アメニティの種類がぐっと増え、料金の安さよりも快適さやリラックス感を重視する車両が増えている。

ならば2列シートはどれほどアメニティが増えるのかと思いがちだが、意外にも2列シートと3列シートではアメニティの充実度は殆ど変わらないのが現状のようだ。

また、同じバス会社の3列シートや2列シートでも路線によって車内アメニティが違うこともあるので、お目当てのアメニティが装備されているかどうかは、予約時に確認することが必要である。